パートナーと濃密なセックスを楽しんで幸福な時間を過ごしたいのであれば、愛のあるセックスを心がける必要があります。
自分本位のプレイではなく、パートナーへの愛情を示して相手の気持ちを尊重した行為に励めば、セックスで愛を感じやすくなり、親密度も高まっていくでしょう。
恋人や夫婦が破局してしまう大きな理由のひとつには「セックスレス」が含まれ、これも愛のあるセックスを実践できていないことが原因ともなります。
パートナーとセックスを楽しむとき、相手に不満や物足りなさを感じてしまうと、良好な関係を築くことが難しくなる可能性も考えられます。
ここでは、愛のあるセックスをどう実践していけばいいのかをお伝えしていきましょう。
目次
パートナーとのセックスでは“愛”は不可欠
セックスは自分だけが気持ち良くなればそれでいい、というわけではありません。
行為に及ぶ相手も、自分のことを信頼して身も心もゆだねてくれているため、充実した時間を満喫したいなら行動で愛を示すべきなのです。
パートナーの気持ち良さを優先すれば、短い時間でのプレイもエロティックな雰囲気を損なわず、肉体的・精神的に幸福感で満たされやすくなります。
ですが、過去に「この人本当に私のことを想ってくれているのかな」と、プレイ中に不安に感じたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
愛のあるセックスと愛のないセックスでは、行為中に感じられる気持ち良さで違いが生まれ、相手に“付き合わされている感”で鬱憤(うっぷん)を溜め込んでしまう恐れもあります。
大切な相手をガッカリさせないためにも、前戯から本番まで愛情たっぷりで接するといいでしょう。
良好な関係を築く“愛のあるセックス”とは?
男性は射精できればそれで十分と思うかもしれませんが、女性にとってセックスはパートナーとの距離を縮める大事な行為。
経験豊富ならまだしも、初体験の相手だと行為に不安を抱いていることも珍しくないので、愛のあるセックスで緊張をほぐせば、お互い後悔のない気持ち良い時間を送れるようになります。
セックスは性的快楽の追求だけではなく、普段からどれだけ相手のことを想っているのかを把握する手段としても有効的。
挿入のペースや細やかな仕草など、普段のスキンシップとは異なる状況であるため、自身に対する愛の深さを確認できるチャンスとも言い換えられるでしょう。
以下にて、愛のあるセックスを実践するポイントをお話ししていきます。
➀ セックス前の雰囲気づくり
愛のあるセックスと愛のないセックスの特徴で挙げられるのが、本番に移行する前の雰囲気づくりです。
女性は男性に比べて言葉によるアプローチで愛を感じやすく、いきなりエッチな行為に及ぶのではなく、愛をささやいたり軽いスキンシップで緊張感を無くしていくことが重要になります。
この雰囲気づくりが後のプレイを盛り上げる良いアクセントとなり、女性としてもロマンティックな状況になれば、「自分はちゃんとこの人に愛されているんだな」と感じやすくなるでしょう。
② 前戯に時間をかける
セックスと聞くと本番シーンのみに焦点を当てがちですが、愛のあるセックスを実現させるには前戯の場面から注力すべきです。
キス、フェラなど時間をかけて丁寧に前戯を行うことで、相手も本番で感じやすくなり甘いムードに浸れることでしょう。
この前戯でも「気分は乗らないけど仕方ないから行う」といった前向きな感情であれば、態度で相手を萎えさせてしまう可能性があるので要注意です。
③ 相手のペースに合わせたセックス
ひとしきり前戯を満喫した後は、いよいよ本番に移行します。
ここで間違えてはいけないのが、セックスを楽しむのが自分だけではないという点です。
早く動いて射精したいと考えていても、彼女・奥さまはもっと時間をかけて濃厚なひと時を味わいたいと考えている場合があります。
女性は身体の構造上、男性と違って何度もオーガズムを感じることができるようになっているので、愛のあるセックスで一緒に気持ち良くなりたいなら、相手のペースに合わせて挿入のタイミングから動く速度を工夫する必要があるでしょう。
④ 終わった後もイチャイチャを楽しむ
お互い満足した後、すぐにシャワーを浴びに行ったりタバコに火をつけて1人の世界に浸かるのは、せっかく築いた甘いムードを壊す恐れがあり、「セックスできればそれでいいの?」と思わせてしまいます。
愛のあるセックスでパートナーとの絆をより深めるには、事後のピロートークも重要になるのです。
行為の感想や反省、新たなプレイの提案など、身体を密着させて落ち着いた時間を作ることで、恋人の素直な気持ちを確かめやすくなるでしょう。
自分の気持ちを偽ったり相手に嘘をつくのはNG
大好きな相手と良好な関係を築くには、愛のあるセックスで身も心も満たされた状態にするのが一番です。
しかし、自分の本音を包み隠して相手の感情やその場の雰囲気に流されて行為に及んでしまう方もたびたび見られます。
愛のあるセックスを始まりから終わりまで楽しむなら、相手を尊重するだけではなく、自分の気持ちをストレートに伝えることも大切でしょう。
・感じているフリは禁物
愛のあるセックスで肉体的にも精神的にも満足するなら、感じているフリをすることはおすすめできません。
人によって好きな体位やプレイの激しさは異なりますが、「なんかコレ気持ち良くないなぁ」と思っていながら、頑張っている相手に配慮して希望を出せないのは、不完全燃焼なセックスにつながります。
感じたフリをし続けることで行為に満足できなくなる恐れもあるうえに、相手のテクニックに不満が募ってしまう可能性も高まるでしょう。
愛のあるセックスで感じたいならば、具体的にどう攻めてほしいのか、どんなことが苦手・嫌なのかを言葉で伝えるべきです。
それなら相手も好みに応じたプレイに専念しやすくなり、情熱的なプレイでマンネリ化も防ぐことも狙えます。
・嫌なことはキッパリと断る
気持ち良さを優先するあまり、コンドームを使用しない男性もいらっしゃいます。
望まない妊娠で大切なパートナーに負担を与えてしまえば、異性と交際すること自体に嫌気が差してしまう可能性も……。
さらに、コンドームは性感染症を防ぐ目的も含まれており、自衛の意味でもコンドームは必要になるわけです。
もしも相手がコンドームを使用せず、生で挿入したいと話しているなら、自分がなぜ嫌なのかを正直に話してください。
自分の快楽を第一に考えているタイプと行為に及んでも愛は感じられませんし、その代償に病気や妊娠のリスクを負いかねません。
まとめ
今回は愛のあるセックスの実践について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
セックスは恋人との愛情を深める効果も含まれており、倦怠期に突入した間柄でも互いの意思を尊重したプレイを実践すれば、冷めてしまった愛情が再度燃え上がることを期待できます。
また、自分のやりたくないことを強要・提案されて嫌々受け入れる方もおりますが、そんなことをしても自分のためにはなりません。
愛にあふれた甘いひと時を満喫するなら、きちんと相手に自分の本音を伝えていきましょう。