今回は、AV女優として活動する際に決める「パブリシティ(通称:パブ)」について解説していきます。
パブリシティとは、本来英語で「広く知ってもらうこと」を指す言葉ですが、業界では「女優の媒体露出範囲」として用いられています。
女優として活動する際には、パブを調整することで「自分がどこまで露出されるか」を制限することができます。
女優として稼ぎたい方や、身バレを気にしている方は必見の内容をご紹介します!
目次
AV女優の「パブリシティ(パブ)」の種類と意味
女優のパブは、大体下記4カテゴリ9種類に分けられていることが多く、「どこまで自分の露出を許可するのか」を定めることができます。
【パブリシティの種類】
種類 | カテゴリ |
地上波放送 | テレビ放送 |
CS放送 | テレビ放送 |
週刊誌 | 雑誌 |
実話誌 | 雑誌 |
風俗誌 | 雑誌 |
漫画誌 | 雑誌 |
コンビニ本 | 成人向け書籍 |
書店本 | 成人向け書籍 |
コンビニ本は、雑誌と成人向け書籍を含む可否として使われることも多く、業界内では「コンビニ本まで」又は「パブ全開(制限を掛けない)」が一つの指標として用いられます。
テレビなどで見かける女優さんは、「パブ全開(パブ全)」の方々であり、露出に制限を掛けていないケースが殆どです。
もちろん、「パブ全」のように露出が多い方が活躍の場が広がり、「コンビニ本まで」等の露出制限を掛けると人目に付きにくくなりますが、活躍の場も狭くなります。
それでは、各カテゴリについて見ていきましょう。
1.テレビ放送
テレビ放送については、「地上波放送」と「ケーブル放送(CS/BS)」に区分されます。
地上波は皆さんがいつも見ているデジタル放送のテレビ番組になるため、最も露出度が高い種類になります。
地上波に出ている女優は、これ以上の無い露出となるためパブ全と考えて良いでしょう。
一方CS/BS等のケーブル放送は視聴数が限られるため、地上波はNGだけどケーブル放送の番組はOKという女優さんもいらっしゃいます。
2.雑誌
各種雑誌によって、読者層が異なるという特徴があるので、一定の層への露出を避けたい場合にNGとするケースがあります。
旦那や彼氏が愛読している媒体を避ける場合や、父親の目に触れないように制限することもあり、身内バレリスクを抑えるために避けられます。
あまり個別にNGを出している女優さんは少ない印象です。
3.成人向け書籍
コンビニに陳列されていたり、書店に置かれている成人向け書籍です。
近年では東京オリンピックの関係で、コンビニから成人向け書籍が排除されつつあるため、やや露出は少なくなりました。
しかしながら、コンビニは圧倒的に店舗数が多いので、身バレリスクが高いと判断してNG指定する女優さんも多くいます。
逆に、コンビニ本までの露出に制限し、コアなファンにだけ存在を知られる範疇が活動する女優さんも一定数居ます。
AV女優とパブ規制について
女優として活動する際には、どの程度パブを制限するべきでしょうか?
これは、女優としてどのように活動していくかによって異なります。
女優からのキャリアアップとして、芸能活動や作家活動を行って有名になりたい場合は、知名度が必要になってくるので基本的にパブ全が望ましいでしょう。
身内バレリスクを懸念する場合は、自分の知人や家族・友人が利用しそうな媒体のパブリシティに制限を掛けることで、ある程度防ぐことが可能です
一方で、パブリシティに制限を掛けることは露出範囲の減少に直結するため、活動の幅は狭まります。
業界では、コンビニOKとパブ全を基準にキャスティングを考慮するケースがあるので、制限を掛け過ぎると仕事が殆ど来なくなってしまうことも考えられます。
また、制限を掛けずに身内バレを極力避けたい場合は、基本的に企画作品を中心に出演するようにしましょう。
単体作品は女優の冠タイトルとして大々的に告知される一方、企画作品は企画名が先行するため、単体作品よりは目立たずに出演することができます。
AV女優がパブ規制をするデメリット
露出を減らして身内バレリスクを抑える「パブ規制」ですが、多く規制しすぎると仕事が来なくなったり、条件の悪いものが回ってくることがあります。
基本的に、商品はどれだけ露出(宣伝)して売上を作るかという戦いになるので、露出できる範囲が狭いと売り出しにくく、制作側からしても不都合が生じてしまうのです。
結果として、「稼げない」「ファンが全然増えない」といったマイナス要素が発生することもあります。
基本的には、必要最低限の制限に抑え、仕事への影響が少なくなるようにしておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、女優の売り出し方と露出度に関係する「パブリシティ制限」について解説させて頂きました。
女優としての収入は、露出に比例する部分があるので、パブを制限しすぎると仕事の量がガクッと減ってしまいます。
特に、コンビニOK・NGが一つの線引きとなっており、コンビニNGからはパブが狭い印象を受けるので、必要な部分だけ制限を掛けるようにしましょう!
適切に利用することで身内バレを防ぎつつ、しっかりとお仕事が可能になるので、上手く付き合っていくことが大切です。