「AV女優の仕事は、生理が来てしまったらどうするの?」
そんな素朴な疑問を抱いたことはありませんか?
仕事中や学校で突然生理がきて慌ててしまった……という女性が多いとおり、どのような仕事でも生理との問題は切り離せません。
今回は、服を脱ぐ仕事である女優が、どのように生理と付き合っているのか、実情を解説します。
目次
AV女優の生理問題
女優でも、一般女性と同じで生理期間は必ずあります。
生理と撮影が重ならないための対策と、生理と撮影がかぶってしまった場合の対処法をみてみましょう。
AV女優がしている生理対策は?
女優の仕事は、事前にスケジュールを立てて撮影が行われます。そのため、生理周期と撮影が重ならないように、事前に計算されているケースが一般的です。
とはいえ、生理周期が不順だったり、生理の予定が予測とずれてしまったり、というトラブルも少なくありません。
女優は、このようなトラブルを回避するために、また万が一の妊娠を防ぐために、事前に低容量ピルを飲んでいるケースがほとんどです。
一般の女性が避妊のためにピルを飲む場合、21日間ピルを飲んで、7日間休薬するペースが一般的です。ピルを止めると2日程度で生理が来るため、28日の内、1週間程度生理が来る場合が多いでしょう。
しかしピルは、必ずしも21日周期で飲む必要はなく、血栓症などのリスクがない場合は服用期間に制限はありません。
参考:的野ウィメンズクリニック/ピルは長期飲み続けても大丈夫なのですか?
そのため女優は、撮影スケジュールが1週間程度空けられるタイミングを狙って休薬し、仕事に支障が出ないようにしています。
撮影の予定によっては、1ヶ月以上ピルを飲み続ける場合もあるなど、臨機応変に対応しながら、仕事をこなしています。
このように、女優はいつを生理にするのか事務所と相談の上、計画的にピルを活用しています。そのため基本的には、生理の痛みや出血に悩まされることなく、撮影が可能なのです。
もし生理と撮影が重なってしまったら?
ピルで生理周期をコントロールしている女優ですが、ピルを飲み忘れてしまったり、ピルが身体に合わない体質だったり、といった理由で、生理と撮影が重なってしまうケースがあります。
そのような場合はどう対応しているのか、生理と撮影がかぶってしまった場合の3つの対処法をみてみましょう。
対処法1.海綿を使う
「海綿」というアイテムをご存じでしょうか?
黄色いスポンジのような形状をしている海綿動物の総称で、古くからスポンジなどとして使用されている商品です。
海綿は、江戸時代からタンポンの代わりに使われていたといいます。吸収力に優れていること、タンポンのように紐が出ないことから、女優や風俗嬢の生理対策アイテムとして、広く使用されています。
海綿はコラーゲンでできているため、赤ちゃんの肌にも使用できるやさしい素材です。身体への悪影響はなく、膣内が傷つく心配もありません。
最近は、より吸収力に優れた人工海綿も販売されていて、女優がそれぞれ自分に合ったアイテムを選んでいます。
海綿を使用する場合、膣内の奥に海綿を入れますが、海綿があることで男優との挿入シーンが撮影しづらい、指やおもちゃなどの挿入に支障がでる、といった可能性があります。
うまく撮影ができない場合は、最終的にモザイクで隠れることもあり、海綿で出血を抑えながら疑似挿入で撮影が進行される、というケースも少なくありません。
対処法2.撮影スケジュールの変更
AV女優が生理になってしまったら、撮影の予定自体を変更する場合があります。
単体作品や企画単体作品(1名の女優がメインで出演する作品)など、その女優がいないと成り立たないような場合は特に、生理でないタイミングでの撮影が検討されるでしょう。
単体作品は数日かけて撮影されるため、生理の間にパッケージ写真の撮影や挿入シーン以外の撮影を進めるケースもみられます。
対処法3.代役を立てる
単体や企画単体作品の場合、主役がいないとはじまりません。しかし、その他大勢として参加する企画作品の場合は、代役を立てるという方法があります。
どの撮影も、事前にスタジオや他の出演者、撮影スタッフやヘアメイクさんなどの予定を抑えてあるため、自分一人の都合でスケジュール変更ができない場合がほとんどです。
その場合は女優の差し替えが行われ、同じ事務所の女優同士がカバーしあって、生理になってしまった女性のスケジュールを穴埋めします。
「痛みが強くてとても撮影に参加できそうにない」
「出血が多くて、予定通りの撮影は無理そう……」
という場合は、他の女優に差し替えをお願いできないか、事務所へ相談するのです。
まとめ
女優は仕事に影響が出ないように、ピルで生理を管理しています。事務所とスケジュールを共有しながら、生理日を調整しているため、急な出血で撮影ができない、といったトラブルを未然に防げます。
ピルが飲めない体質の場合も、大体のスケジュールを事務所が把握しているため、生理日を極力避けた撮影が可能です。
これからAV女優を目指す予定がある方は、所属事務所と生理時の対応についてしっかり相談して、不安のないデビューを目指しましょう。