「AVのお仕事をしたら、性病にかかってしまうのでは?」
そんな疑問を抱いたことがありませんか?
最近、梅毒が流行っている……というニュースを耳にする機会も多く、AV女優の夢を叶えるかどうか、悩んでしまう女性もいるかもしれません。
結論から言うと、女優は梅毒にかかるリスクがゼロではないものの、風俗などの高収入バイトよりは圧倒的に可能性が低い仕事です。
なぜ
女優は梅毒にかかりにくいのか、どのような対策をしているのか、くわしく解説します。
目次
そもそも梅毒とは?
梅毒は性行為やそれに近い行為でうつる、性感染症の一つです。
2012年くらいまでは、年間の症例報告数が1,000件程度の珍しい病気でしたが、コロナ後に梅毒を発症する人が急増し、2022年には年間13,000人近い患者が報告されるなど、爆発的に感染者数が増えています。
梅毒に罹患すると、3週間後くらいに性器や肛門、口などにできものができます。できものは、1ヶ月程度で消えてしまうため、病気に気付かないケースも少なくありません。
次に、3ヶ月後くらいを目安に、身体や手のひら、足の裏に発疹ができます。これも半年程度で自然に消えていきます。
ほとんどの人が第二段階で気付きますが、放置してしまうと、身体の中で梅毒がどんどん広がっていきます。3年後に全身に腫瘍ができ、最終的には心臓や脳へダメージを与える怖い病です。
梅毒は、キスでもうつる場合があります。早期であれば2~12週間程度、抗生物質の投与を続ける治療で、完治を目指せます。
AV女優が梅毒に感染するリスクはある?
AV女優はAV男優との絡み撮影がある仕事です。
そのため、どちらかが梅毒に感染していた場合、女性側も男性側も感染のリスクがあります。
感染を防ぐため、AV業界では女優も男優も、撮影前に性病検査が行われています。「性病を持っていない」と事前に確認できている男優と撮影を行うため、一般男性を相手にするよりも、リスクが少ないと言われています。
梅毒に感染した人の4割が風俗の利用経験を持つ、というデータもあり、もっとも注意したいのが風俗です。
さまざまな種類の風俗がありますが、「女優と同じく性病検査が必須」「挿入時はコンドームをつける」といった働き方のソープ嬢は、梅毒の可能性が低くなります。
デリヘルや店舗型ヘルスなど、その他風俗の場合は、性病検査を行いません。
梅毒は潜伏期間が3週間程度あること、感染しても症状が一旦消えるため気付かず風俗嬢として働いていたり、風俗を利用したりする客がいることから、感染拡大しやすいのです。
意外かもしれませんが、女性が性病を避けながら高収入を得るなら、第一に女優とし、次いでソープ嬢と考えるのが最善といえます。
AV女優の梅毒感染対策
女優は普段、どのような方法で梅毒の感染を予防しているのでしょうか?
実際に取り入れている方法をみてみましょう。
1.撮影前の性病検査
先ほども触れた通り、AV女優、AV男優は梅毒をはじめとした性感染症の検査を事前に受けています。お互い性病がないと分かった状態で撮影するため、性病のリスクを低減できます。
万が一、性病が見つかった場合は、撮影に参加できません。性病にかかってしまった場合も、早期検査、早期治療ができるため、梅毒の進行から身体を守れます。
2.コンドームの使用
AV女優、AV男優を性病から守るために、撮影現場のほとんどでコンドームが使用されています。生挿入、中出し、などのパッケージをみると不安に思うかも知れませんが、実際はコンドーム着用、疑似精子を使用して、撮影が進められています。
3.AV男優さんの配慮
性病は、身体に傷がついていると感染しやすくなります。男優は、女性の身体を傷つけないように爪を短く切ったり、優しく触れたりといった気遣いをしてくれるため、感染リスクをより減らせます。
風俗でのお仕事は、爪の長い男性に指を入れられて身体が傷つく、爪が当たったり乱暴な扱いをしたりしてコンドームに傷が入る、といった恐れがあるため、注意が必要です。
梅毒以外の性病にも注意
性病は、梅毒だけではありません。
性行為やそれに近い行為で感染するリスクがある病気を知っておきましょう。
大手プロダクション、大手メーカーの多くが検査しているのが、以下の性病です。
- クラミジア
- 淋菌
- のどのクラミジア
- のどの淋菌
- HIV
- 梅毒
- B型肝炎
- 尖圭コンジローマ
- 性器ヘルペス
- カンジダ
- トリコモナス
性感染症にかかると、痒みや痛みの症状が出るだけでなく、HIVのように治らない病気にかかる恐れもあります。不特定多数との性交渉は避け、コンドームをかならず使ってもらうなど、自分の身体をしっかり守りましょう。
最近は、オンラインで簡単にできる性病検査キットも販売されています。
この記事を読んで、大丈夫かな? と不安になったら、一度検査してみるのも良い手段です。
まとめ
女優の仕事は、性病対策がしっかりされています。
「短期間でお金を稼ぎたい」
「夢のために高収入な仕事を探している」
という方はAV業界に入ってみるのはいかがでしょうか。
梅毒の感染者数は2023年8月の時点ですでに、年間8,000人を超えるなど、まだまだ増加が止まりません。
風俗やAV業界ではたらく予定がない女性も、身近なリスクに注意しながら、恋愛やセックスを楽しみましょう。